アメリカって面白い。
私が非常に尊敬しているジェフリー・サックス教授というコロンビア大学の経済学の教授がいる。
20代でハーバードの教授(teure)になった天才で、国連のディレクターやったり著名な経済学者だ。
そうした著名経済学者が、他のアメリカの著名ノーベル賞経済学者、ポール・クルーグマンとネット上でガチバトルをしている。
バトルといっても、寄稿したコラムの内容に関するバトルだ。
クルーグマン教授の記事
Economics and Elections
それに対するサックス教授の記事
Krugman’s Anti-Cameron Contradiction
日本で著名経済学者がネットでお互いに寄稿しあって、対立した内容を議論するだろうか。
さらに彼らは、世界的に有名なエコノミストだ。
そうした人たちが堂々とオープンに議論できる環境は素晴らしいと思う。
昨日大学で講義をする機会があったのだが、その中で自由である環境は素晴らしいという話をした。
自由には色々な自由があるが、言論の自由は重要な自由の1つだ。
言論の自由を勝ち取るために、歴史的には多くの血が流れてきた。
日本にいるとそれが当たり前に感じるかもしれないが、日本の近所の国でも、言いたいことが言えない国は一つや二つではない。
情報コントロールのため、グーグル検索やフェイスブックにだって規制をかけている国がある。
ツイッターやブログで好きなことをつぶやけるのは、世界中で当然の権利ではない。
場所によっては、命に関わる大事なのだ。
私達は平和な日本という時代が続いた今だからこそ、この自由を当然のように感じている。
しかし特定秘密保護法案など、私達がしっかりしていないと、言論の自由という大切な権利が侵されるリスクは存在する。
言論の自由を守るために、アメリカで行われているようなオープンなディスカッションを堂々とすることは、意味深い。
アリヴェデルチッ!