最近は話題の大型作品と言える映画が多い。
色々見たが、その中で「ターミネーター ジェネシス」がピカイチだった。
ターミネーター2から約15年、カリフォルニア知事までやった、アーノルド・シュワルツェネッガーがどう帰ってくるか。
シリーズものやタイムトラベルものは、シリーズを重ねるにつれ、ストーリーに粗が出る。
しかし、この脚本は非常に秀逸だった。
年をとっていることが隠せないシュワちゃんも、ストーリーの中でうまく使われて、大活躍だ。
もちろん、脚本に穴がないからすごいのではなく、ストーリーが面白いのだ。
これまでのターミネーター1・2を見ていればなお楽しめると思うが、見ていなくても楽しい作品になっている。
いい意味で、期待を裏切られた作品だった。
そして今の時代は、ターミネーターの時代に追いついてきた。
人工知能(AI)による戦争は、考えると非常に恐ろしい。
ドローンなどは機械が人を殺しているかもしれないが、その機械は人間によって操縦されている。
しかしAI兵器の場合、機械が自分でどの人間を殺すか判断を下して、殺すのだ。
AI開発が盛んな現在、戦争にAIを使う動きは確実に世界で起こっていることだろう。
これは恐ろしい。
まさにターミネーターの世界だ。
こうした動きに反対する流れもある。
「AI兵器」にイーロン・マスク、ウォズ、チョムスキーらが反対署名
しかし現実的には、先進国の一部がこれをやらなかったところで、AI兵器の開発が止まるだろうか。
国際同意など何も気にしない、ならず者国家もしくは組織だけが、開発することは、さらに恐ろしい。
ターミネーターの世界、スカイネットに人間が支配される世界は、どれくらい現実的なのか。
こんな不安を持たなければいけないとは、テクノロジーの進歩も恐ろしいものだ。
最後にイーロン・マスクも「読んどけ!」、と言ったAIの本はこちら。
アリヴェデルチッ!