ブログと、ツイッターやフェイスブックなどのソーシャルメディアとの違いは何だろうか?
この記事にわかりやすく書いてあった。
気軽に短文を投稿したい人はTwitter、友だちとつながりたい人はFacebook、まとまった情報をアーカイブとして残したい人はブログ
その通りだと思う。
TwitterやFacebookといったソーシャルメディアでは、タイムラインという言葉があるように、基本的につぶやいたことは流れていく。
過去に遡って、その発言や記事を見ようとする使い方は少ないし、そもそもそう設計されていない。
例えば、「お腹減った。」
という、ツイッターのつぶやきは、その時点での心境や状態に過ぎない。
過去に遡ってその人の記録として残されても、仕方ないものだし、それがソーシャルメディアの使い方だ。
この記事でもストックとフローという考え方が紹介されているが、これはメディアを考える上で、とても大切な視点だと思う。
流れていくソーシャルメディア的なものがフロー、アーカイブされていく知見がストックだ。
これでいくと、本日のニュースを伝える新聞やテレビはフロー。
ドラマや映画、ウィキペディアのように、後から見ても価値があり、集積される程に価値が高まるものが、ストックと言えるだろう。
まあこの辺の話ならば、この本を読んでおけば、間違いない。
メディア関係者ならば読んでないとマズイ、必読の名著だ。
そんな私もこのブログというメディアを昨年12月にスタートし、もう3か月以上が経った。
このブログはどの程度、ストックメディアとして価値があるか?
そんな視点も大切だと思う。
ブログがアーカイブできるストック型のメディアだからといって、すぐにブログがストック型と決められる訳ではない。
ブログでも、毎日本日の天気について書いていれば、それはフローに近い。
普通の人は、2年前の天気に関する情報を得ようとはしない。
ストックされていても、探されることなく、何の価値もない情報であれば、それはフローと同じだ。
ブログへのアクセスアップという意味では、時事的なニュースについて、毎日書き続ければ、アクセスは上がるかもしれない。
でもそのネタに関して、独自の分析や情報などがなければ、過去にアーカイブされたストック情報に対するアクセスは少ないだろう。
源氏物語やシェークスピアは何百年経っても、価値がなくなったりしない。
ストックメディアとしてのブログを目指すならば、ただのミーハー情報を買きためても意味はないのだ。
ということで、今日は「ブログメディアの考え方や特長」について書いてみた。
この記事を100年後に読んで価値があるかどうかは微妙だが、10年後に読んでもちょっと価値がある話になっていれば、嬉しい限りだ。
アリヴェデルチッ!