英語を学ぶ理由と、世界を旅すること

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私は世界中を旅することが大好きだ。

これまで50カ国以上はまわって、世界中にいる現地の友人のお世話になった。

旅は出会いだ。

自分が想像できないような人、カルチャー、考え方。

ワクワクする出会いに溢れている。

 

Students

 

 

世界を飛び回るためには、最低限英語は必要だ。

もちろん、英語はコミュニケーションの手段だ。

しかし、英語を学ぶメリットは、語学そのものだけではない。

語学を学ぶこと自体で、自分の視野が広くなる。

 

英語という言語を通じて、その国のカルチャーや考え方、習慣などを学ぶことができる。

広い世界観が自然と学べるのだ。

またそれは同時に、自分の視野の狭さを発見できることでもある。

井の中の蛙は、大海を知らないのだ。

 

私は、「百聞は一見に如かず。百見は一考に如かず。百考は一行に如かず。」という言葉が好きだ。

学んだら使う。

本を通じて勉強をすることはもちろん重要だが、語学は使ってなんぼでもある。

違う国、カルチャーから来た人間との出会いは、日常生活の自分と違う未知の新しい世界に触れるいい機会だ。

 

英語は最初に必要だが、語学は英語に限らず、たくさんできた方が、確実に視野が広がる。

 

ご存知の通り、外国語とは何でも日本語を直接翻訳すればいい、というものではない。

文化的文脈に即した反応や、言い回しがあり、そこが外国語学習の難しいところでもあり、醍醐味なのだ。

わかりやすい例でいえば、「美人ですね」と日本語で言われた場合、「いえいえ、そんなことは・・・」と答えることは、日本の謙遜という文化的反応だ。

一方、英語圏で同じ事を英語で言われた場合は、「Thank you.」と御礼で返すのが一般的だ。

こうした文化的背景や、文脈も理解できることが、コミュニケーションとしての英語ができる人、ではないだろうか。

 

日本でも例えば、ワビサビやボケツッコミといったものは、英語圏で完全にマッチするものはないので、その空気感を完璧に伝えるのは難しいだろう。

語学を学ぶことによって、こういった文化的背景も学ぶことができる。

 

海外に出ることは、「新世界との遭遇」だ。

語学を学ぶということは、その世界を作っているコンセプトを学ぶということだ。

そうして語学を学びながら、未知なる新体験、異文化との出会いを経て、世界は広がるのだ。

そしてその「世界の違いを知ること」に楽しみを覚えると、広くて多様な世界に魅了されるのだ。

 

★今回は「違いを知る」について書いたが、この後に「違いを理解する」というステップが来る。

それに関しては下記のエントリーをチェック!

「一夫多妻制に賛成?」から考える多様性

 

アリヴェデルチッ!