日本橋三越の「大黄金展」に行ってきた。
日本橋三越といえば、日本中のリッチなシニアが集まるメッカだ。
平日から賑わうこのデパートの別格感はすごい。
間違いなく、日本経済を動かしている人たちと出会える場所だ。
黄金とは全く縁遠い生活をしている私だが、この展示会は世界が違い過ぎて面白かった。
この「金」太郎とか、すごいインパクト。
億単位の金の延べ棒も大迫力で飾ってあった。(撮影禁止で写真は撮れず)
きっとこんなに黄金にふれることは、生涯ないだろう。
そもそも金とは何か。
金とは古来より「富と権力の象徴」。
日本はその昔、東方見聞録で「黄金の国」と呼ばれて、たくさんの金を産出していた。
しかし、今や金の産出量も中国の時代。
金=南アフリカ、というイメージも今や昔なんだね。
この埋蔵量の話も面白い。
これによると、これまで地上に掘り出された金の量は50mプール3.5個分。(16-17万トン)
そしてまだ掘り出されていない、埋蔵している「金」がプール1.5個分。(7万トン)
金って、これしか地球にないんだね。
だから価値があるのか。
展示会には、黄金キティちゃんから、4000万円する黄金しゃぶしゃぶ鍋、5400万円するドールの黄金バナナなど、訳わからない物に、訳わからない価格がついていた。
色々写真を撮りたかったが、撮影禁止が本当に残念だった。
こちらはこの大黄金展のウェブサイトに載っていた横綱
K24 横綱〈石川 光一作〉【1点限り】1,479,600円 (高さ約6.5×幅約5.5cm、約100g)
あまりに世界が違い過ぎて、もはや何がなんだかわからない。
相続品としては、金は扱いやすい代物なのだろう。
既に価格は意味不明の世界のように感じるが、実需だけで考えれば、長期的にこれからの人口爆発に対して、限りある金の供給量は、金のさらなる値上がりにつながるのかもしれない。
日本でももちろん、金を装飾するカルチャーはあるが、これから人口が特に爆発するインドは、金の装飾が多いカルチャーだ。
もちろん私も金のプレゼントは、いつでも嬉しく受け付けております。
アリヴェデルチッ!