焼肉は日本が世界に誇る食だ。
そんな焼肉を世界にアピールするとき、「ハラル」かどうかは重要だ。
イスラム教徒と食事を食べに行くとき、必要なのが「ハラル」対応であることだ。
ハラル焼肉ということで、今回は渋谷にある、「牛門」に行ってきた。
食べログ 牛門
まず、ハラル(ハラール)とは何か?
Wikipediaによれば、ハラルの定義は下記の通りだ。
ハラール(アラビア語: حلال Halāl)は、イスラム法で許された項目をいう。端的にはイスラム法上で食べることが許されている食材や料理を指す。日本語に訳すと「合法的」という意味となる。なお、日本では「ハラル」と書くことも多い。反対に、口にすることを禁止されている物をハラーム(アラビア語: حرام harām)と言い、この語は「禁じられた」という意味でハーレムと同じ語源である。イスラム法の下では豚肉を食べることは禁じられているが、その他の食品でも加工や調理に関して一定の作法が要求される。この作法が遵守された食品がハラールとされる。
厳密に言うと、イスラム教徒はハラルのものしか食べられない。
豚肉でなくても、ハラルであることが大切なのだ。
上の写真は、この店がハラル認証を受けた店である認定のようだ。
日本にはまだハラル対応のレストランが多くないためか、店内にはイスラム教徒もちらほら。
ハラルの説明とメニューはこんな感じ。
ハラルメニューは全てコースのみ。
非イスラム教徒用に、通常メニューもあった。
我々の注文は、焼きの網をハラル用と、通常の焼肉用の2つに分けて、食べることにした。
皿も、網も、冷蔵庫も、やはりハラルと非ハラルを分けることは基本のようだ。
こちらがハラルのコース。
3500円と4000円のコース。
もちろん日本人でイスラム教徒でなくても、ハラルは食べてもオッケー。
非ハラルの普通の焼肉も色々あって、面白かった。
実は馬肉も好きなので、私は馬刺しスタートしてみたり。
焼きユッケや、タンスジ、カシラ、焼きタンしゃぶなど、私が好きそうな部位も食べてみる。
ホルモン系も色々充実してるね。
ハラミ好きの私としては、この新世紀ハラミはインパクト大だった。
あまりの大きさに網で1枚で焼き切れず、韓国焼肉のようにハサミで切りながら、焼いて食べる。
うーん、ヤミー!
正直、非イスラム教徒の日本人であれば、「この焼肉すごくおいしい!」と感動するほどのものはないが、イスラム教徒の友人と行くには、知っておいて損なない店。
彼らと別の網でも、彼らに日本の焼肉を堪能してもらいながら、隣りで焼肉やホルモンについても、食いながら語れるのだ。
焼肉外交には正にうってつけの店だ。
ということで、国際焼肉の際には是非どうぞ。
逆にいうと、日本の飲食店はインバウンド客をとりたいならば、メニューの多言語はもちろん、ハラル対応もまだまだ一つの競争力となる。
アリヴェデルチッ!