当たり前だが、人は皆違う。10人10色だ。
同じ経験をしても、気になる点や感想が大きく違ってくる。
だから、大勢で1冊の本を読んで、自由に議論したら面白いに違いない。
ということで前回は「日本人」をテーマに、「武士道」や「菊と刀」を読んで、話し合った。
たくさんの人と一緒に本を読むとどうなるか
この集合智プロジェクトが面白かったので、先日第2回をやってみた。
これ、テーマ設定が大切だ。
まだ試行錯誤しているところだが、あまりに具体的過ぎず抽象的過ぎず、でも参加者が興味のある話題がいい。
今回のテーマは、資本主義とその先。
私たちは、 資本主義社会に生きてるけど、それは今どの程度機能しているのだろうか?
資本主義は終わりを迎えつつあるのだろうか?
何かが変わろうとしているとしたら、どう変わるのか?
そして、課題本はこれ。
この本において、資本主義と資本家では、決定的に意味が違う。
偉大なるドラッカー先生の話は素晴らしいだけに、この誤訳は残念過ぎる。
ドラッカーの本は一通り読んできて、どれも素晴らしかったが、全部日本語で読んでしまったことが、今になって不安だ。
議論自体は今回も広く深く盛り上がった。
ここで議論内容を細かく紹介することはしないが、現在のお金偏重の資本主義社会に何か違和感を感じている人は、少なくないだろう。
私もせっかくの機会なので、上の写真にあるように色々な本を読んでみた。
その中でポスト資本主義というテーマでは、下記2冊が興味深かった。
原さんも田坂さんも、講演会などで話を聞いたことがあるけど、「現代の賢人」。
興味のある人は、是非どうぞ。