日本にもついに、定額の音楽配信サービスの季節がやってきた。
さっそく話題のAWAとLINEミュージックの2つを使い比べてみた。
AWAはAvexとサイバーエージェントが運営しており、LINEミュージックはその名の通りLINEが運営している。
5月末と6月とどちらも最近のサービスイン。これまで使ってきて、私の感想は
正直、どちらも大差ない。
有料プランに切り替わって、突然のシャットダウンがなくなったら、AWAの方がちょっといいかも。
あとは結局どれだけ豊富な音楽が聴けるかどうか。
というところだ。
楽曲数はAWAもLINEミュージックも年内100万曲程度予定と、あまり変わらないが、ここの曲数は非常に重要だろう。
Apple Music(アップルミュージック)ももうすぐローンチということで、どんどん競争していいサービスにしていって欲しい。
以下、簡単にAWAとラインミュージックを比較してみる。
●AWA
運営は、Avexとサイバーエージェント。
スタイリッシュでカッコいい感じのUIで、プレイリストが充実している。
プレイリストではヒップホップやジャズなど、分野ごとのヒットミュージックや、総合のヒットミュージックがリスト化されている。
その他、「ドライブでかけたらモテる曲達」「お酒を飲むと歌いたくなる曲」「Wedding Songs」など、場面ごとにオススメのプレイリストもあって面白い。
その料金プランは、Lite Planが月額360円、Premium Planが月額1,080円。
Premium Planでは、Lite Planでは利用できないオンデマンドで聴いたり、プレイリストの作成・公開が可能となっている。
有料プランならば、私はこのAWAのライトプランがいいかと、思っている。
いつもiTunesやCDなど持っている曲ではなく、新しい曲や色々な曲を聞きたいというニーズにはいいだろう。
その一方で、Lite Planでは「この曲が聴きたい!」というオンデマンドでは聴けないが、私はそういう音楽はまだ買いたい人なので構わない。
プレミアムプランの方では、オリジナルなプレイリストを作成・公開して、人気者になる人も出てくることだろう。
ただ私の場合、AWAは途中で音楽がストップすることがよくある。
長く再生できることもあるが、止まり始めると、よく止まる。この辺は、アップデートで改善されていくことを願う。
AWAは無料登録から90日無料なので、定額音楽配信サービスを検討している人は、まずトライしてみるといいだろう。
定額制音楽配信「AWA」の衝撃、舞台裏をトップが語る エイベックス松浦社長、サイバーエージェント藤田社長インタビュー
こちらは、AWAに比べると、プレイリスト志向ではないようだ。
好きなアーティストに、チェックを入れて、フォローできる。
ただ、こちらは天下のコミュニケーションプラットフォーム・LINEのサービスだ。
6/11のサービススタートから2日で100万ダウンロード、累計楽曲再生数は1200万回、LINEのトークへのシェア回数は39万回、ユーザーによるプレイリストの累計作成数が60万件突破、と圧倒的だ。(AWAは2週間で100万ダウンロード突破)
「LINE MUSIC」公開2日で100万ダウンロード突破 累計再生数1200万回に
ビジネスモデルという意味では、やはりLINEの方が強いのだろう。
スマホ時代のヤフーはラインなのかもしれない。
LINE MUSICの料金プランは、ベーシックプランが月額500円、プレミアムプランが月額1,080円だ。
こちらのベーシックプランは、30日間で20時間の利用、という時間制限がある。
LINE MUSICも8/9まで無料だ。
ちょっとした耳より情報としては、iPhoneからプレミアムプランを購入すると、App Store購入で1080円、LINE STORE購入で1000円。学割料金もあるようだ。
こうしたサービスで、気を付けたいことは、データ通信料だろう。
音楽配信のストリーミングサービスはインターネットから音楽を聴いているということだ。
とういことは、毎日たくさん聞いていれば、データ通信量が大きくなってしまう。
Wifiなどに接続した時を中心に利用した方が賢明だろう。
ただWifiで家で聴くだけならば、前に紹介したこちらのサービスでも、様々なプレイリストが無料で聴けるというのも事実だ。
ただYouzeekだと、音楽が基本的にyoutubeからなので、音質含め、クオリティは落ちるかもしれない。
世界でSpotifyなどの、こうしたストリーミングサービスが王道となることに遅れて、もう幾年。
音楽の消費はどう変わっているか ~CDからストリーミングまで
どこの会社のサービスであれ日本でも、やっとこうしてストリーミングで音楽を楽しめることは嬉しい限りだ。
アリヴェデルチッ!