前回に続き、スイス開催の時計の祭典バーゼルワールド2015で、ラグジュアリー腕時計ブランドのスマートウォッチ参入についてみてみたいと思う。
これが前記事で紹介した、ブルガリのスマートウォッチ。
ああ、カッコいい。
今回はそれと反対で、「ああなんかダサい」と直感的に思ってしまった、タグホイヤーのスマートウォッチについて。
タグホイヤーも今回は具体的な時計の提案などはなく、グーグルとインテルとのコラボを発表しただけだ。
それは別にいいのだが、残念なのがこの映像だ。
ここでは素直に、直感的に思ったことを言わせてもらう。
タグ・ホイヤーだせえ。
ちょっと驚いてしまった。
高級ファッションブランドの発表とは思えない。
なんだこのオッサンは。
グーグルやインテルのギーク(技術者)はいいとしても、全員ギークに見える。
ラグジュアリーブランドの社長はどこにいるんだ?
タグホイヤーの社長はGQによると、「時計業界のカリスマ、ジャン−クロード・ビバー氏」らしいが、一般人が見たらそうは見えない。
ゴルフ終わって温泉から出た田舎のおっちゃん。
そんな感じだろう。
話し方も、動きも、何一つ洗練されていない。
もう少しピシッと、オシャレでラグジュアリーなスーツで出てこれなかったのか。
別にラグジュアリーブランドやアパレルの社長が、モデルのようにカッコよくなくてはいけない、と言うつもりはない。
彼らはビジネスマンであり、経営者だ。
でもビジネスマンであり、その会社・ブランドを代表する人間であるからこそ、「彼のようにタグ・ホイヤーがカッコよく身に着けられる人間になりたい!」と思わせることは大切ではないか。
タグ・ホイヤーは誰をターゲットにしてビジネスをしているのか。
こうした田舎くさいオジサマなのだろうか。
メラビアンの法則のように、人は見た目が大変重要だとか、今さら言う気もない。
でもこの会見を見て、結構好きだったタグホイヤーに対して、全然欲しくない、と思ってしまったのも事実だ。
外見に関わるファッションビジネスならば、見た目には気を付けるのはベターではなく、マストだ。
そう思った。
人のふり見て、我がふり直せ。
清潔感があって好印象なイメージに努力する姿勢は大切だね。
スマートウォッチの本論と外れたが、こういうの大事。
アリヴェデルチッ!