ソーシャルメディアなど、インターネット上にある情報が失われるリスク。
そのリスクとどう向き合うか。
前回の記事で、基本的な方針として、全ての卵を1つのかごに盛るな!、と言った。
フェイスブックリスクとどう向き合うか
では情報資産を分散するという方針以外に、できることは何か。
バックアップも1つの有効な手段だろう。
これはfacebookなど、ソーシャルメディアだけの話ではない。
PCだけにある重要なデータは、万が一そのPCを落としてしまえば、お終いだ。
そういうリスクを避けるために、evernoteやdropboxのような便利なクラウドサービスが人気だ。
こうしたサービスは非常に便利で、便利過ぎるからこそ全て、ここにデータや情報を放り込みたくなってしまう。
しかし、考えてみて欲しい。
もしこうした企業やサービスに何かあれば、クラウドだけにあるデータも二度と戻ってこないかもしれない。
事実、こうしたクラウドデータサービスを狙ったハッカーも多いし、事故も多い。
昨年、LINEでアカウントがハックされて乗っ取られる事件は記憶に新しいが、こうした企業とハッカーの戦いは終わることがない。
アイクラウドもエバーノートも、ドロップボックスも、危機とは無縁ではない。
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こうした企業はビジネスの存続に関わるので、必死に情報やデータを守るとは思う。
だが、備えるとは万が一に向けて準備をすることだ。
万が一が起こった時、取り返しがつかないダメージを受けるのであれば、それが起こっても大丈夫な準備をしておくべきだろう。
これが仕事の書類であれば、当然のように対応していると思うが、個人情報も同じだ。
日々の忙しい生活で、情報の分散やバックアップは面倒で忘れがちだ。
多くの人が、その重要性に気づきながら、あまり実行できていないかもしれない。
そこでオススメは、習慣化だ。
でも毎週月曜日とか、定期的に日時を決めて、こうしたことを習慣化することがいいだろう。
実はフェイスブックにも、データをオフラインでバックアップとる機能がある。
画面右上の下向き▽ボタン→設定から一般的なアカウント設定で、自分の情報・データのバックアップがダウンロードできる。
「Download a copy of your Facebook data.」
このボタンを押すと、自分のデータをアーカイブしはじめ、準備ができたら、ここからデータダウンロードができるらしい。
「らしい」というのは、私は何回トライしても、ダウンロードできないからだ。
上記につけた写真のような画面になり、何回トライしても、バックアップはとれない。
どうやら私のアカウントは勝手に抹消されたりする割に、バックアップもさせてくれないらしい。(笑)
facebookが色々おかしいおかげで、情報やデータを守るという姿勢が、個々人に日々求められていると感じる日々である。
アリヴェデルチッ!