前の記事で、フェイスブックが勝手に私のアカウントを削除・停止した行為と、名前を確認せずに強制変更させる差別的方針について、あるがままのことを書いた。
フェイスブックがこうして横暴するリスクは恐ろしい。
だが多くの知人友人が使っている今現在、すぐにフェイスブックをやめるというのも、現実的な選択ではない。
では顧客対応がゼロで、いつ削除してくるかわからないフェイスブックとどう付き合っていくか?
このニュースを見ると、アメリカではフェイスブックが送金など、お金を扱えるような取り組みを始めるようだ。
米フェイスブック、友人へ送金可能に
だが、個人情報を勝手に全て削除したり、顧客の問題に対応しない企業に、お金のやりとりや、クレジットカードなどの情報を取り扱えるだろうか。
facebookにクレジットカードやお金の情報・やりとりを任せることは、非常に危険だ。
考えてみて欲しい。
もしamazonが自分のアカウント情報を説明もなく、勝手に削除したりアップしたりを繰り返したらどうだろうか?
モノを買おうと思って注文した矢先に、アカウントがなくなったらどうだろうか。
そんなことになったら、誰も個人情報をおきたくないし、そのサービスを使いたくないだろう。
またアマゾンは顧客対応も非常にしっかりしている。
客の財布情報を欲しいばかりに、顧客窓口もないのにお金を取り扱う施策は、このままだとfacebookに致命的なダメージをもたらすだろう。
本論に戻ろう。
ではこうしたフェイスブックとどう付き合っていくか?
1つは、フェイスブックがこうして個人情報を適当に削除したり、変更させたりする企業であることを理解・認識しておくことだ。
大きなアメリカの企業だから大丈夫だろう、では自分の身は守れない。
こうした認識を持つことで、「いざ」という時にでも対応できる。
もしフェイスブックが信頼に足る企業であったとしても、万が一ハッカー攻撃などで、情報が全て飛んでしまったらどうだろうか。
全ての連絡先をフェイスブックだけにおいてしまっておけば、自動的に多くの友人知人を失うだろう。
つまり、こういうことだ。
全ての卵を1つのかごに盛るな!
フェイスブックだけに情報をおけば、当然フェイスブックに何かあれば、ダメージは大きい。
投資のポートフォリオ理論のように、情報は分散させておくことが大切だろう。
卵をかごに1つも盛らない、つまりソーシャルメディアをやらない、というのも1つの方法だ。
だが自分一人でデジタルデトックスを永遠に続けることが現実的でないならば、やはり「分散」が強力な防衛策になる。
ソーシャルメディアならば、フェイスブックだけでなく、ツイッターやインスタグラムなど、他メディアも使用することで分散する。
こうしたウェブサービス自体の横暴や倒産のリスクを考えるならば、アメブロとかではなく、このブログのように、自分が所有・コントロールできるメディアを持って分散する。
ソーシャルメディアやクラウドなど、インターネット上に情報をおくリスクを考えるならば、ネットとつながっていなくてもアクセスできるように、PC内やハードドライブに、情報を分散する。
そもそもデジタルのリスクを考えるならば、紙などアナログ媒体に、情報を分散する。
投資でもないし、ソーシャルメディアの話で大げさな、と思うかもしれない。
でも友人の情報は、投資銘柄より大切な人生の資産ではないだろうか。
投資で分散は負けにくい方法だが、本気で大勝ちするなら、リスクをとって集中投資だ。
しかしソーシャルメディアでコミュニケーションをとりつながるという点で、一つのメディアだけに集中して取組むことに、リスクはあれど、大勝ちはない。
卵を一つのかごにもらず、こうした分散とバックアップをしっかり行うことが大切だ。
アリヴェデルチッ!