洗濯するときに、毛やカシミア、シルクなどは、注意が必要だ。
それが簡単に洗えるとしたらどうだろう。
Indiegogoというアメリカのクラウドファンディングサイトで見つけた、Dolfiはそこに簡単な解決策を出すイノベーションになるかもしれない。
なかなか家では洗えないセーターなどが、簡単に洗濯できたら?
シルクのシャツが旅先で簡単に洗濯できたら?
「洗濯とは、洗濯機に洋服を入れてグルグル回すもの。」
という既成概念をぶち壊す、イノベーティブな製品ではないだろうか。
インディーゴーゴーでは、あと5日残した3/17時点で36万ドルを集めている。
昨日アップしたKickstarでクラウドファンディングしているPebbleと比べると、金額的には見劣りしてしまうが、アイディアとしては非常に面白い。
Kickstarで1時間で100万ドル以上集めたスマートウォッチ
スイスの研究所でしっかり開発されたもののようだし、これでしっかり汚れが洗い落とせるならば、洗濯屋には大きな脅威になるはずだ。
disruptiveなアイディアだ。
現代において、こうした製品が成功するかどうかは、クラウドファンディングサイトで、イノベーティブな商品としてしっかり認知され、評価されることが大切だ。
逆に言うと、こうしたインディゴーゴーやキックスターといったクラウドファンディングサイトは、ただお金をファンディングするだけでなく、アーリーアダプター向けに商品を告知してプロモートする役割においても、社会的にも大切な役割を果たしている。
イノベーションの語源は、ラテン語の「innovare」で、「in(内部を)」「novare(変化させる)」。
その大家のシュンペーターによれば、イノベーションの本質は外的要因よりも、内的要因が主要な役割を果たし、その構造を本質的に変えていくことだ。
このドルフィーを洗いたい衣服と一緒に水に入れるだけで、内部から洗濯する様子は、文字通り正にイノベーションと呼べるのではないだろうか。
(イノベーションに関する解説も、この本がやはり素敵)
アリヴェデルチッ!