今年も文化庁のメディア芸術祭に行ってきた。
最終日かつ週末ということで、大盛況。
カテゴリーは、アート部門、エンターテイメント部門、アニメーション部門、マンガ部門などに分かれている。
アート部門は非常にアーティスティック。(当たり前だが)
アニメーションやマンガ部門だと、著名な作品も多い。
ジャンプやヤンジャンのようなメジャーどろこに連載されているマンガ作品があったり、皆が知ってるアニメがあったり。
例えば今年のアニメ部門はクレヨンしんちゃんの映画が、優秀賞だった。
ただアニメやマンガに関しては作品賞も素晴らしいと思うが、大衆向けエンタテイメントならば、結果的に「売れるかどうか」が、何よりの評価という気もする。
んで、エンターテイメント部門。
この部門の対象はGoogleのゲーム、Ingress(イングレス)。
確かに大ヒット作品なんだろうけど、グーグルがアメリカからエントリーしたのかね。
私はダウンロードしたきり、あんまりやってないので、ちょっとまたやってみようかな。
そして優秀賞。
今回は盟友の下浜臨太郎氏が受賞したので、お祝い含めて遊びに行った。
彼の作った作品がこちら。
このサイトのローンチ前に、六本木で色々話し合ったのが、もはやなんとも懐かしい。
個人でやってる企画で、彼が興味の赴くままに作ったプロジェクト。
それがイングレスと並んで受賞と考えると、本当にすごい。
のらもじ発見プロジェクトとは何か ↓
【町のあちこちにひっそりと佇む看板の手書き文字は、データとしてきれいに整えられたフォントにはない魅力を持っています。不思議な愛らしさや人間味を湛えたそれら「のらもじ」の、風雨に晒され経年変化し素材と馴染んだ様子に、デザイン的な魅力や、古道具的、民藝的な魅力を積極的に見出だし、それを愛でる。それがプロジェクトの出発点です。発見し、鑑賞し、形状を分析し、フォント化する。誰もが使えるフォントデータとして配布し使ってもらうことで、その魅力を知ってもらう。言わば、タイポグラフィにおける民藝運動です。さらに、フォントデータの代金を持ち主に還元することで、少しでものらもじが後世に残っていくように応援できればと考えています。ぜひ、のらもじを使ってみてください。】
(のらもじ発見プロジェクトのウェブサイトより)
のらもじっていうコンセプトが面白い。
フォントも気にしない人は気にしないと思うけど、アートディレクターという、プロならでは視点。
結局同じものを100人で見ても、視点が違うので、同じようには見えていないんだよね。
その視点、パースペクティブをどう捉えるか。表現するか。
クリエイティブと呼ばれる人たちのお仕事は、そこが何より大切だと思う。
ということで、のらもじを使って、ゆぶろぐ商店を作ってみました。
面白いので、興味ある人は、是非のらもじのサイトで遊んでみてね~。
アリヴェデルチッ!