気づけば新年になり、12日。
クリスマス商戦が終わり、年があけると、福袋など、バーゲンシーズンだ。
デパート各社が年明けからセールを仕掛ける中、伊勢丹は今年も中旬の1/14にクリアランスセールを開始とのこと。
伊勢丹は数年前に夏のバーゲンも2週間位後倒ししたけど、その施策によって、売り上げはそれなりにいいらしい。
そういう点で、他社と違うことはやる「差別化」の施策は成功したのだろう。
でもこれって、「顧客のベネフィット」を考えた顧客視点の行動なのだろうか。
今まで1月頭からやっていたものを、遅くにしたことで、顧客にデメリットはあるが、メリットは少ないのではないか。
「バーゲン時期を遅くすることで、メーカーの利益を確保して守るため」という伊勢丹の経営方針からは、自分の利益を守る理由しか聞こえず、顧客視点の理由は聞こえない。
顧客顧客というデパートという業態にしては、珍しい視点だ。
まあそんな視点より、儲かればいいということなのだろう。
今回のバーゲン告知のウェブサイトを見ると恐ろしい程、大根役者のモデルが、日本語・英語・中国語で話している。
言語ができる人間を優先で採用したのだろうが、こんな大企業が学生が素人使って作ったかのようなレベルのプロモーションの映像を、わざわざ作らなかればならなかったのか。
まあデパートの売上は、日本人中心の時代から、中国人向けの割合がどんどん上がっていることは間違いないだろうが。
その一方で、伊勢丹は去年こんなPVも作ってる。
ISETAN-TAN-TAN
なんと伊勢丹の社員500員が、テーマ曲を歌いながら、踊っている。
ワンダフルだ。遊び心もあるではないか!
話はちょっと脱線したが、私も現場である’店舗’の店は好きなので、どうか傲慢経営にならずに、いい経営をやっていって欲しい。
アリヴェデルチッ!