年末年始の整理整頓で、ここ1週間、フリーマーケットアプリに色々トライしてみた。
その結果、わずか1週間でなんと、20個以上のモノが売れた。
もともともう使わないものを売ったので、自分へのちょっとしたお年玉ができた。
フリマアプリの使用に関しては、下記のエントリーでも書いた通りだ。
売れるとドンドン楽しくなって、次々に出品したが、正直こんなに簡単に売れると思わなかった。
年が明けて通常通りビジネスも動き出すと、こればかりやっている訳にもいかないが、たまにやるにはとても面白い世界だ。
メルカリとラインモールを同時に試してみたが、最終的な結論としては、「現時点ではメルカリの方が圧倒的に売れる」ということだ。
メルカリとラインモールやってみた比較を書いた時点では、LINEモールもたまたま売れた。
しかしその後色々出品していくと、出品した商品が注目されて売れるかどうかは、大きな違いがあった。
ラインモールの方が、販売手数料がかからないという点では、出品者にはメリットがあるが、モノが売れなくてはしょうがない。
LINEモールも市場参加者を増やそうと現在必死にプロモーション中なので、今後はわからないが、現時点ではフリマアプリをやるならば、メルカリ1本でいいだろう。
(女性ならば、フリルという選択肢もあるかもしれない)
これらのフリマアプリの仕組みは本当に、スマホ時代の産物だ。
全てがスマホで始まり、スマホで終わるように設計されている。
スマホで写真を撮って、サクッと出品する。買う人もスマホで色々商品を見て、気軽にスマホで出品者とコミュニケーションをはかる。
非常に便利だ。
スマホ化は、非常に大きな変化だ。
今後のウェブの世界はスマホ中心から始まり、サブでパソコン、という時代になりつつある。
(ニールセン PCとスマートフォンからのインターネット利用者数推移)
このグラフを見れば、スマホからのインターネット利用がPCを抜くのは、時間の問題だろう。
その一方で、スマホ時代は、ネットでモノを売りたい事業者にとっては、より厳しい時代になったと言える。
ネットでモノを売る時に、スマホではPC以上にアプリに頼りがちだ。
Eコマースならアマゾンアプリ、楽天アプリなど。フリマならメルカリ、フリル、ラインモールなど。
レストラン探すなら食べログアプリ、美容院探すならホットペッパーアプリなど。
もちろんPC時代も、アマゾンや楽天は圧倒的な存在だ。
それでも自ら検索して、好きな商品を探す人も少なからずいる。
そうして検索などから来た人に、独自のEショップなどでも、販売する道もある。
それがスマホ時代になると、そもそもの検索がアマゾンアプリ内で行われる。
それがスマホ時代の潮流だ。
そうなると、圧倒的なポータルアプリはさらに強くなる。
そして、そうした圧倒的なポータルアプリは時に傲慢だ。
彼らが明日から販売手数料を増やすと突然言い放ったとしても、既にそのポータル経由で多くの売上がたってしまっている中小企業は、従わざるを得ない。
現に楽天などでは、こうしたことが多く起こっているだろう。
インターネットはこれまで力が足りなかった、中小企業や個人にパワーを与える革命だ。
ただEコマースに限って言えば、PC時代に比べると、スマホ時代は必ずしも順風満帆とは言えないのではないだろうか。
アリヴェデルチッ!