前回、フェイスブックが突然私のアカウントを抹消した事件について書いた。
勝手にアカウントを削除されて、連絡先窓口もなく、バグ画面だけを表示され続けて5日。
私のfacebookアカウントが、突然戻ってきた。
友人アカウントから見て、私の投稿した写真もメッセージも、全ての痕跡がきれいに消されていたが、何もなかったかのように復活したのだ。
もちろんフェイスブックから迷惑かけました、の連絡一つもないのは別にして、私のアカウント削除された理由がどうやら非常に差別的なので、ここで紹介したい。
この画面を見て欲しい。
突然ログイン画面から、この画面に行けるようになったのだ。
FBを使い始めて9年間、最初から同じ名前を使い続けているが、どうやら私にミドルネームがあることが突如問題になったらしい。
論点は主に2点。
1点目は、ミドルネームが今回の問題だとしても、この表示が現れるまでのアカウント抹消の5日間はなんなのか。
何の説明もなく、いきなりアカウント抹消することは、非常に危険だ。
こんな事件が頻繁に起こったら、誰もフェイスブックを信頼できない。
やるならば、大変慎重にやるべきだ。
FB内には、プログラムで勝手にスパムアカウントを作って、迷惑をかけているような偽アカウントもあるだろう。
そういったものはどうせ連絡できないし、いきなりアカウントも抹消も仕方ないだろう。
しかし私のように毎日ログインしているアカウントで、特に迷惑行為もしていないアカウントにいきなり抹消は恐ろし過ぎる。
人間の目でみれば、これが本当に人間のアカウントかは確実に判別できる。
スノーデンの警告を聞くまでもなく、フェイスブックが勝手に個人情報を抜いて使っていることは、今までも色々炎上してきた。
そもそもその個人情報を金に変えるのが、彼らの仕事だ。
フェイスブック内やNSAはもちろん、日本政府にだって、個人情報を流している。
スノーデンの警告「Dropboxは捨てろ」「FacebookとGoogleには近づくな」
前回の投稿で指摘した通り、facebookには、こうした個人情報を大量に扱い、社会のインフラ的な側面を持つ企業として、責任を果たす姿勢がまるでない。
個人情報を抜いて渡すに飽き足らず、勝手に情報を消すなど、もう滅茶苦茶だ。
あと明らかになっていない恐ろしい行為は、改変などの情報操作くらいだろう。
圧倒的な個人情報を集めるフェイスブックの特権的な地位と、それに見合う責任感の欠如は、憂慮すべき大きなスクだ。
2点目の論点は、ミドルネームがある日本人を自動的に排除するポリシーだ。
上記のスクリーンショットでわかるとおり、私のミドルネームは勝手に変わったと思われるFacebook policyにより、認められなかった。
人の名前をフェイスブックが勝手に判断して、認めないから強制的に削除させるとは、どういうことだろうか。
この流れには、パスポートを見せたり、名刺を見せたりするなど、ミドルネームがあることを証明するプロセスはない。
当然海外にはミドルネームがある人間がたくさんいる。
だからミドルネームを表記する欄がある。
こいつはたぶん日本人だろう、だからミドルネームは強制的に認めない、というフェイスブックのやり方は差別主義と呼ばずに、なんというべきだろうか。
日本人に見えても、アメリカ国籍やブラジル国籍などで、ミドルネームを持つ人はたくさんいる。
そういった人間は、日本人のようだというだけで、フェイスブックが名前を強制的に削除するのだろう。
プログラムで自動的にやっているのかもしれないが、こんな差別的なプログラムがあるだろうか。
そのポリシーに従えないなら、フェイスブックをやらないでいいというならば、恐ろしく差別的で傲慢な姿勢だ。
私が見る限り、現在ミドルネームをつけている日本人でも、全てに私のような強制アカウント削除や、名前強制変更措置が取られている訳ではないようだ。
プログラムならば、これを一斉にやらないことは理解に苦しむが、今後こうした事例は増えるだろう。
今回の突然のアカウント削除で色々困って、ネットサーフィンをしたが、同じような事例はあまり見当たらなかった。
だからこそ、ここにこうしてフェイスブックの外に、記録を残しておくことが大切なのだ。
莫大な個人情報を持つfacebook。
フェイスブックはもはや1企業として持つべき役割以上のものを、世界中に築いてしまったのかもしれない。
その巨大性とビジネスモデルゆえに、社会性を強くもたざるを得ない状況だ。
そんな彼らが傲慢になり、責任を放棄すれば、一個人の存在は瞬間的に消される。
今回の件で大変失望したとはいえ、私は元来フェイスブックサービスのファンだ。
私達1人1人の声は小さいかもしれないが、フェイスブックがこのままサービスを続けていくならば、その責任について、言うべきことを言わなくてはならない。
アリヴェデルチッ!